エジプトからグーテンベルクへ

 A「なんだあの活版印刷ってのは」
 B「バラバラになっている活字を組み合わせて、書物というか聖書を書き写さずに大量に複製することですか」
 A「聖書一冊まるまる複製してるのか」
 B「それもやってますけど、旧約聖書新約聖書とか別々になっていることが多いかと」
 A「読みにくいんだろ」
 B「まあ手書きよりは落ちますわね。印刷ムラがどうしても出ますから」
 A「それなのに聖書写本をする人が減っているんだって?」
 B「みんな暇じゃないんですよ。印刷の聖書の方が手軽だし、本1冊写すなんてかったるいし。」
 A「ほんと写本の本質的価値を知らないバカばっかだな」
 B「そうですか」
 A「だってそうだろ。聖書は手で書き写してなんぼだろよ。体で覚えてなんぼだろよ」
 B「単に価値観の違いじゃないすか」
 A「そんなことねえよ。本質的価値ってのは古今東西不変なんだよ。印刷物の聖書で満足しているやつなんてバカだ」

元ネタ:増田さん

すみません、印刷物の歴史として聖書を挙げただけで、宗教的な意図は一切ありません。

次は宋の時代の活版印刷を誰かお願いします。(順番逆?)